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zoom RSS 『苧麻糸」(ちょまいと)展示会』を観に行ったー宮古上布

<<   作成日時 : 2018/02/24 10:25   >>

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昨日、「宮古島市伝統工芸センター」で開催されている
『第8回「苧麻糸」(ちょまいと)展示会』
(宮古苧麻績み保存会主催)を知人たちと観に行った。

テーマ:「〜おばあたちのブーンミぱなす〜」
期間: 2/23(金)〜2/25(日) 10:00AM〜17:00PM
(但し25日(日)は16:00PMまで)

〇24日(土)限定企画有り(14:00〜16:00)

※ブーンミ→苧麻糸手績み(ちょまいとてうみ)。
苧麻(からむし、ブーともいう。イラクサ科の多年草)の
繊維を手績【てう】み(繋ぐことの意)して糸を製作する技術。
(国指定文化財等データベース/文化庁 )

※ぱなす→話す(多分?)


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展示室

いただいたチラシによれば、
「毎年恒例の展示会。
研修成果発表、会の活動報告そしてたくさんの方々に
苧麻糸手績みの世界を知っていただく年に一度の
集大成です」とある。

現在、後継者育成のために、宮古上布の原料「苧麻糸」作りの教室が
宮古圏内16箇所あるそうで、知人たち3名も、研修生として、学んでいる。

部屋には、研修生の作品やブーンミ道具類等が展示してあった。

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苧麻

原野にみられ、高さ1〜2メートル。茎は木質。
葉は広卵形で先がとがり、裏面が白い。(コトバンク)


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苧麻の茎

宮古上布のサイトによると、苧麻糸づくりの工程は

@茎から表皮を採り出す。

A採り出した表皮を柔らかくして繊維を
採りやすくするために30分ほど水につける。

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B 柔らかくなった表皮の外側にミミガイと呼ばれるアワビの貝殻を当て
外側についた不純物を削ぎ落とし、良質の繊維だけを採り出す。

C採り出した繊維は水洗い後、陰干しをする。

D出来上がったものは、”生苧(なまぶー)”と呼ばれ、よく乾燥させた後、ビニール
袋などに入れて保存し、少しずつ取り出しては糸を紡ぐ。

E「ブー裂き」→生苧を爪先で細く裂いていく。

F「糸績み」→クモの糸ほどに細く裂かれた繊維は
結ぶのではなく、指で撚りつながれて糸になる。
どこがつなぎ目か分からないほど、糸の太さが
均一であることが求められる。

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研修生の作品

作品を眺めていると、とても繊細で根気のいる仕事のようで
皆さんの苦労が偲ばれた。


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糸づくりを体験するコーナーもあり、少年たちが指導を受けながら
苦労している様子が見受けられた。


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センターを出た後、昨年、宮古上布の発展、振興に寄与したと
して表彰された松原ヨシさんのご自宅に伺った。

90歳。頭脳明晰、言葉明瞭、かくしゃくたる老人である。
また、ご近所の方のお話によれば、”プロ中のプロ”と
言わしめるほどの達人のようだ。

彼女は8歳の頃から、、祖母や母から糸づくりの手ほどきを
受け、家計の一端を担ってきたようだ。

その頃、女の子であれば、ご近所全員、糸づくりをして、お金を
稼いでいたとの事。

今は生活が豊かになって後継者が減ってきたと
嘆かれているように見えた。

国の重要無形文化財に指定されている宮古上布。
今後の発展を願いたい。

(アクセス)

宮古島市伝統工芸センター(元「蝶々園」)

http://miyako-kougei.com/

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イベントの問い合わせ→宮古苧麻績み保存会事務局TEL0980-77-4947

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
工芸センターに何度か見に行きました。伝統工芸の道具や技術は、自然と文化と英知が集約したもので、何度見ても奥深く興味深いものですね。
沖縄の人はとても目がいいとテレビで見ました。紅イモやモズクは目にいいと。あの細い糸を撚り織るには、目が命。全てがあの布に集約されていると思うと、さらに面白い。
糸作りの人が少なくなっているとか…今から少しずつ始めたら、10年後には使い物になるかなぁ、などと思いつつ、その頃にはすっかり目がやられているかもしれません。
その時間が無いのが残念。
kumama
2018/02/27 23:38
kumamaさん、おはようございます
 
仰る通り、「伝統工芸の道具や技術は自然と文化と英知が集約
したもの」ですね。長い歴史の中で、発展してきたものだと思います。
以前、友人と沖縄本島喜如嘉・平良敏子さんの芭蕉布の工房をお訪ねした時も
同じような思いを持ちました。今も壺に入った藍の染料をよく覚えています。

繊細な仕事をしていくためには視覚が優れていることは
大切な要件ですね。
さらに糸を撚るためには、指の感覚(指で覚える)が
必要なようで、90歳の松原ヨシさんはこれが
ダメになったと嘆いておられました。

糸づくりの研修期間は3年ということですから、努力すれば
それなりのものは作れると思います。

要はモチベーションの問題でしょうか。
私などは日々のやるべきことに翻弄され
なかなか新しい分野に挑戦するまでは
至っていません。




kura
2018/02/28 06:20

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