The Toson Memorial Museum  藤村記念館

Thu/17/May/rain, fine later
I made a visit to the Toson Memorial Museum in Magome .
I have never read the novels that he wrote.
At most, I recited his writing of poetry such as a small part of works named Wakana-shu

馬籠の藤村記念館を訪ねた。
彼の小説は読んだことがなかつた。
せいぜい、例えば若菜集の詩の一節を暗誦したぐらいだ。

「初恋

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ


小諸なる古城のほとり」  -落梅集より-
                             

小諸なる古城のほとり          雲白く遊子(ゆうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず          若草も籍(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ) 日に溶けて淡雪流る

あたゝかき光はあれど          野に満つる香(かおり)も知らず
浅くのみ春は霞みて           麦の色わずかに青し
旅人の群はいくつか           畠中の道を急ぎぬ

暮行けば浅間も見えず          歌哀し佐久の草笛(歌哀し)
千曲川いざよう波の           岸近き宿にのぼりつ
濁(にご)り酒濁れる飲みて       草枕しばし慰む


「千曲川旅情の歌」     
                             

昨日またかくてありけり         今日もまたかくてありなむ
この命なにをあくせく          明日をのみ思ひわづらふ

いくたびか栄枯の夢の          消え残る谷に下りて
河波のいざよふ見れば          砂まじり水巻き帰る

鳴呼古城なにをか語り          岸の波なにをか答ふ
過し世を静かに思へ           百年もきのふのごとし
                   
千曲川柳霞みて             春浅く水流れたり
たゞひとり岩をめぐりて         この岸に愁を繋ぐ

I would read these poems aloud when I was a high school student.
It was a good old memory for me.

高校時代、これらの詩を声を出して朗読したものだ。
良き思い出。

                   
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A peony flower
牡丹

There were a lot of flowers , which appeared in his works., in Museum garden.

記念館の庭園の中に、彼の作品に現れた花がたくさんあつた。

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A rhododendron

しゃくなげ


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The flowers called Nichinichi-so

日日草

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