家内、インドを旅する④ー待望のエローラ石窟群の見学(その1)

2月27日(水)晴れ 最高気温26℃ 最低気温20℃ 東風のち南東の風 海上風速7m

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5日目


今日は、エローラの遺跡に向かいます。
有料道路です。インドの通貨はルピー
1ルピーが約1・7円ですから大型バスやトラックは約100円ちょっと
安いです。

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デカン高原ですが、岩山がポコポコ見られます。
ガイドさんはテーブルマウンテンだといっていましたが。

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アウランガーバードではムンバイのようなスラム街は見かけませんでしたが、
代わりにこんなテント生活をしている人たちを見かけました。

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町を外れると砦跡が見えてきました。
ダウラターバード砦で1187年に築かれたものだそうです。
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岩山をそっくり砦にしています。
ここは、ヤーダヴァ朝の首都として築かれ長い城壁が取り囲んでいます。
高さ60mのミナレットも見えます。
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1時間半ほどでエローラに到着

エローラ石窟群
 石窟寺院は全部で34窟あり、1~22窟が仏教石窟群、
13~29窟がヒンドゥー教石窟群、30~34窟はジャイナ教石窟群です。

先ずは、シャトルバスに乗って
少し離れたところにあるジャイナ教石窟群を見に行きました。
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9世紀にこの地を治めた君主がジャイナ教を保護したため
エローラにも5つのジャイナ教石窟が造られたそうです。
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門をくぐって中に入ると石彫りの四面堂があります。
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ゾウや石塔もあります。
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ジャイナ教は不殺生、無所有が強調され空衣派の僧は、無所有の極み、
全裸で暮らし、修行に励むのだそうです。
よって祖師の像は裸です。
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右端のは、マンゴーの木の下に座る女神
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ここでは、柱の彫刻が目を引きました。
透かし彫りになったものは見事です。
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またシャトルバスの乗って中央部分の石窟を見に行きます。
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仏教石窟群
仏教がインドで衰退していく時期の石窟群です。7~8世紀ごろのものです。
第10窟以外は僧院形式で、僧の住居として使われていました。
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3階建てになっている第12窟
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第10窟はストゥーパを祀るための塔院です。
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ここから自由見学、一番奥に見えるのが第5窟
1~4窟はその向こうにあるので見えません。
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第5窟まで一人で行ってきました。
幅18m、奥行き36mとエローラで最大の内部空間を持つ僧院。
講堂として使われていたようです。
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壁面には仏像がたくさん彫られています。
仏像を見て回っていると、スマホを手に話しかけてくるご夫婦がいました。
シャッターを押してくれと言ってるのだと思って、いいよと返事をしたのですが、
一緒に写真を撮らせてくれということのようでした。
外国人と一緒に写真を撮りたいようです。
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撮られるだけは嫌なので私も2人を撮らせてもらいました。
しっかりポーズをとってカメラに収まりました。

大急ぎで9窟まで戻り窓辺で休むお坊さんを撮影。
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いよいよエローラ最大の見どころ
ヒンドゥー教石窟群の見学です。

第16窟「カイラーサナータ寺院」
 巨大な岩山を奥行き81m、幅47m、高さ33mにわたって
塔門や寺院部分を彫り残し、完成された世界でもまれな石彫り寺院です。
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756年に工事に着工し、完成までに1世紀以上を要したと言われています。

入口にある塔門の上から眺めた写真です。
 後ろに見える岩山の一部を彫りこんで造ったということが分かると思います。
この寺院が石を積み上げて造られたものでなく、山を彫った「彫刻」であることが驚きです。
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一つの大きな塊からカナヅチとノミだけでこれだけのものを彫り残していった
というから驚きです。

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優秀な石工集団がいたとしてもそれを統括して指示していく人がいるわけで。
どんな人が全体像を描いて指示していったのか、興味津々です。
3階以上の多層構造で空中回廊まである巨大な彫刻です。

塔門をくぐって中に入ります。
驚くばかりの彫刻が施されています。
真ん中はヴィシュヌ神
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スタンバと言われる方形の石柱で高さは17mあります。
基壇部分に彫られた「宇宙を支えるゾウ」の群れは
この寺院がシヴァ神の住まいであるとともに
全宇宙でもあることを象徴しているのだとか。
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一番手前が本殿、次が前殿、奥がナンディー堂
一番奥から写しています。本殿の上部です。
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寺院外壁にはシヴァ神にまつわる神話の他に
前面左にはマハーバーラタ
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右にはラーマーヤナの場面が浮き彫りにされています。
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靴を脱いで本殿の中に登ります。
内部には本尊であるシヴァ神の象徴リンガが安置されています。
これは現在でも崇拝の対象とされています。
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本堂の外に出ると下からは見えなかったいくつかの塔が並んでいます。
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そこにも精巧な彫刻が施されています。
シヴァ神のの他にガネーシャ発見。シヴァの長男で商売と知恵、学問の神様です。
ゾウの頭と大きな太鼓腹を持っています。
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ナンディー堂に安置されているナンディ牛
シヴァ神に仕え、本殿に向いてひざまずいています。
しかしながら、これは後から置いたわけでなく、制作の途中で彫り残していったわけで
やっぱり不思議です。
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また外に戻って外壁の彫刻を見ていきます。
左は、シヴァと妻に嫉妬してカイラーサ山を持ち上げる魔王
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女神像、インドの3つの川を表しているそうです。
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三方を囲む柱廊にもたくさんの神々の像
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シヴァ神の様々な浮彫
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中にハマヌーン発見
 ラーマ王子を助けて活躍する猿の神です。
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一番見てみたいところだっただけにすごいを連発しながら見て回りました。(続く)

(記事関連)

家内、インドを旅する①-ムンバイの町の観光

https://1120kura.at.webry.info/201902/article_7.html

家内、インドを旅する②ーサンジャイ・ガーンディー国立公園・仏教石窟寺院群の見学 昼食

https://1120kura.at.webry.info/201902/article_9.html

家内、インドを旅する③-アジャンターの仏教寺院の見学

https://1120kura.at.webry.info/201902/article_11.html
 


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